新マンキンアニメお疲れ様でした。
結果的にすごく良いアニメ化だったなあ。
完全版をアニメで見られる日が、生きてるうちに来たことがすごい。
とは言いつつ、新マンキンが始まってから最終廻までなんだか実感がなくて、ずっとふわふわしてた。
マンキンは絵柄のベースの一つにもなってる青春作品で、旧アニが終わり、原作の連載も終わり、同時くらいに一旦オタクも上がったからなんかすごく不思議な感覚だった。昔の私、ちゃんと見てる?みたいな。

本編は予算的な問題が如実に表れてて、原作のカットがそれはそれはすごかったけど、できるだけ旧アニの声優さんを集めて、当時と同じくらいの時間帯で放送してくれた愛はすごいと思った。
最近はもう目が肥えてるオタクばかりだから不満があるのもわかるし(私もないと言ったら嘘だし)、52話じゃ収まりきらない作品だけど、監督はじめスタッフさんがここはやりたい!と思ってたであろうシーンはちゃんと描かれてたよね。
美麗なイラストと3Dはふんクロくんでも拝めるし、頑張ってくれてるなぁって。

恐山ル・ヴォワールは先行で劇場発表されてたけど、観に行けば良かったってちょっと思った。
ニコニコで投稿されたあの伝説の曲で沸いてからどのくらい経ったのか…最高のアニメ化だったね。

私はマンキン信者なので、この作品は大人になってから読んでもらいたいってより強く思うんだよね。
子供のうちからこの作品の深さを理解できるかって言われたら、私はよくて善悪の判断くらいだし(それも立場で変わることを理解できていたかというと…)、いろんな愛のかたちがぎゅっと詰まってるから、世の中の無情を知っている今は本当に刺さる。
大切なことを心で決めてきた自信はまるでないけど、散りばめられている数々の名言は忘れられないし、ふとしたときに思い出すんだよなぁ。

 


本当にかっこいい。


最高のED。